豊臣秀吉が「醍醐の花見」を行ったことで知られる醍醐寺は、「花の醍醐」とも称されます。
毎年3月下旬から4月上旬には約700本の桜が見頃を迎え、園内は美しい花で彩られます。
この記事では、醍醐寺の桜の最適な観賞時期や種類、夜間のライトアップの情報などを紹介します。
また、地元の視点から、醍醐寺だけでなく周辺の桜の名所もご紹介します。
2025年 醍醐寺の桜の見頃と開花情報
【見頃の時期】
一般的に、醍醐寺の桜は3月下旬から4月上旬にかけて最も美しい時期を迎えます。
2025年は暖冬のため、桜の開花が少し早まる可能性があります。
【開花情報】
醍醐寺の桜の最新の開花状況は、「京都観光ナビ」や「ウェザーニュース」で確認できます。
訪問前にこれらのサイトで情報をチェックすることをお勧めします。
醍醐寺にある桜の種類
醍醐寺では「シダレザクラ」、「ソメイヨシノ」、「ヤマザクラ」、「ハクサンオオテマリ」など、様々な種類の桜が楽しめます。
これらの桜は、豊臣秀吉が京都周辺から持ち込んで植えさせたもので、それぞれ異なる時期に開花するため、長く桜を楽しむことができます。
醍醐寺の桜のライトアップと夜間特別拝観
2025年に醍醐寺で開催される夜桜ライトアップイベントの詳細です。
開催日時:2025年3月27日(木)、3月28日(金)19:00〜21:00(最終受付20:30)
このイベントでは、醍醐寺の霊宝館庭園および三宝院がライトアップされ、桜の美しさを際立たせます。
例年、桜の見頃は3月末から4月初旬にかけてとなっています。
また、毎年4月の第2日曜日には「豊太閤花見行列」が行われ、その歴史的な雰囲気の中で桜を楽しむことができます。
この期間には大しだれ桜がライトアップされるほか、三方院庭園や御殿、霊宝館で特別展示が行われました。
醍醐寺の夜間特別拝観に関する事前予約の方法
醍醐寺での夜間特別拝観についての予約要件は次のとおりです。
予約必須: 醍醐寺での春や秋の夜間特別拝観は事前予約が必要であり、定員が限られています。そのため、早めに予約することが推奨されます。
予約方法: 予約はインターネットを通じて可能で、指定された期間に申し込む必要があります。予約後、入場の際には予約確認情報を提示します。
料金: 特別拝観の料金は通常の入場料とは異なり、特別な体験や記念品が含まれることもあります。
具体的な料金はイベントによって異なりますので、事前の確認が必要です。
また、天候やその他の条件によって桜や紅葉の状態が変わることがありますので、訪問前に最新情報をチェックすることが勧められます。
醍醐寺の夜間拝観は計画的に予約することが大切です。
醍醐寺の桜の見どころとおすすめスポット
醍醐寺の桜といえば、樹齢180年を超える有名なシダレサクラ、「醍醐大しだれ桜」が特に有名です。
この桜は東西24メートル、南北20メートルに枝を広げています。
この桜がある霊宝館には、他にも約40本の桜が植えられており、中には京都市内で最も古いソメイヨシノもあります。
このソメイヨシノの樹齢は100年以上と推定され、高さは11メートルを超えています。
醍醐大しだれ桜は非常に人気があるため、混雑が予想されますが、霊宝館内のカフェからはゆっくりと食事を楽しみながら桜を鑑賞することができます。
さらに、霊宝館周辺だけでなく、仁王門や金堂の近く、三宝院など醍醐寺内の他の場所でも美しい桜を見ることができます。
特に上醍醐から下醍醐の桜の眺めは、その風情ある美しさで知られています。
醍醐寺の利用案内
開館時間
- 通常期間(3月1日から12月第一日曜日):午前9時〜午後5時
- 上醍醐:午前9時〜午後3時
入場料金
以下は、各種チケットと料金に関する情報をまとめた表です(税込み)
説明 | 大人 | 中学生・高校生 | 小学生以下 |
---|---|---|---|
春期拝観券(三方院庭園、伽藍、霊宝館庭園含む) | 1,500円 | 1,000円 | 無料 |
霊宝館本館・平成館の特別展示 | 文化財寄付金 500円 | 文化財寄付金 500円 | 該当なし |
上醍醐の入山料 | 600円(春期拝観券所持者は100円割引) | 400円(春期拝観券所持者は100円割引) | 該当なし |
この表は、大人、中学生・高校生、小学生以下向けの料金を含んでいます。
醍醐寺へのアクセス方法
電車でのアクセス
京都市営地下鉄東西線の醍醐駅が醍醐寺への最寄り駅です。
醍醐駅からは徒歩約10分で醍醐寺に到着します。
道中には少し坂道がありますが、特に厳しいものではありません。
京都駅からはJR琵琶湖線で山科駅に行き、そこから地下鉄に乗り換えて醍醐駅へと進むのがスムーズです。
バスでのアクセス
京阪バスの「醍醐寺前」停留所が醍醐寺へのアクセスに便利で、バス停からすぐです。
このバスは山科駅、六地蔵駅、京都駅八条口から発着しており、醍醐寺まで直接行けます。
車でのアクセス
名神高速道路の京都東インターチェンジからは約20分で醍醐寺に到着します。
京滋バイパスの宇治東インターからは約25分かかります。
休日や昼時には渋滞が多く発生することがあるので、出発には余裕を持ってください。
醍醐寺周辺の道は狭く、混雑しやすいため運転には注意が必要です。
醍醐寺の駐車場情報
醍醐寺近くには無料駐車場はありませんが、有料の駐車場が利用可能です。
醍醐寺専用駐車場に関する詳細情報は以下の通りです。
駐車場の種類: 醍醐寺には普通車と大型車の双方を収容可能な専用駐車場があります。
収容台数: この駐車場は普通車約100台を収容できます。
駐車料金:
- 普通車の場合、5時間までは1,000円、5時間超過後は30分ごとに100円追加。
- 大型車の場合、5時間までは2,000円、5時間超過後は30分ごとに300円追加。
- バイク及び自転車は無料で駐車可能です。
営業時間:
- 夏期(3月1日から12月第1日曜日まで): 9:00~16:20
- 冬期(12月第1日曜日の翌日から2月末日まで): 9:00~15:20
混雑状況: 醍醐寺は観光シーズンや桜、紅葉の時期に大変混雑します。週末や連休中は特に駐車場が満車になることが多いため、公共交通機関の利用や事前予約が可能な駐車場の利用が推奨されます。
周辺駐車場情報: 醍醐寺周辺には、時間貸しや事前予約可能な駐車場が多く存在し、醍醐寺へのアクセスも徒歩圏内で便利です。
予約制の駐車場を利用するとスムーズに駐車できることが期待されます。
醍醐寺の駐車場は便利ですが、計画的な訪問が重要です。
醍醐寺の桜の混雑情報
醍醐寺は桜の名所として人気が高く、多くの観光客が訪れます。
特に4月の第二日曜日に行われる「豊太閤花見行列」の際には非常に混雑します。
この行列は、豊臣秀吉による歴史的な醍醐の花見を再現したもので、約300人が参加します。
醍醐寺近辺の桜スポット
醍醐寺の周辺には毘沙門堂門跡や勧修寺など、他の美しい桜スポットがあります。
毘沙門堂門跡には多種多様な桜が約80本植えられており、中でも150年を超えるシダレサクラが特に見事です。
勧修寺ではソメイヨシノが主に咲き、観音堂周辺の芝生の広場でリラックスして花見が楽しめます。
また、氷室池では初夏に美しいハスや睡蓮が観賞できます。
まとめ
醍醐寺へのアクセスは、京都市営地下鉄東西線の醍醐駅が最寄りで、駅から徒歩約10分です。
バスでは、京阪バス「醍醐寺前」停留所が便利で、山科駅や六地蔵駅、京都駅八条口からのアクセスも可能です。
車の場合、名神高速道路京都東インターチェンジから約20分で到着しますが、
渋滞が多いため時間に余裕を持って出発することをお勧めします。醍醐寺周辺の道は狭く、混雑しやすいです。
駐車場は有料で、5時間まで1,000円、それ以降は30分ごとに100円が加算されます。
醍醐寺は桜の名所としても有名で、特に4月の第二日曜日に行われる「豊太閤花見行列」は大変な賑わいを見せます。
周辺には毘沙門堂門跡や勧修寺など、他の美しい桜スポットもあり、春の訪れを楽しむのに最適です。