土地の面積を示す単位には「平方メートル」「坪」「アール」「ヘクタール」などがあり、これらが表す具体的な広さを理解するのは少し複雑です。
また、農業を営む人たちの会話で「一反」や「一畝」など、普段はあまり聞かない単位が出てくることもあります。
この記事では、これらのさまざまな単位をわかりやすく整理し、覚えやすいように説明します。
土地の面積を示す単位の種類
土地の面積を表すのに使われる単位は多岐にわたりますが、主に以下のようなものがあります。
- 畳
- 坪
- アール
- ヘクタール
- 平方メートル
- 平方キロメートル
- 歩
- 畝
- 反
- 町
特に一般的に使用される「畳」「坪」「アール」「ヘクタール」「平方メートル」「平方キロメートル」について、それぞれの単位の大きさの関係を比較して、理解しやすく解説します。
農業で使われる土地面積の単位を理解しよう
坪、アール、ヘクタールの概念が分かったところで、農業における特有の単位「歩」「畝」「反」「町」についても学んでみましょう。
これらの単位は、小さいものから大きいものへと次のように順番があります。
歩(ぶ)<畝(せ)<反(たん)<町(ちょう)
それぞれをよく知られている単位である㎡や坪、アールと比較してみると以下のようになります。
単位 | 坪 | 畳 | 平方メートル(㎡) | アール(a) | ヘクタール(ha) |
---|---|---|---|---|---|
1歩 | 1坪 | 2畳 | 約3.3㎡ | – | – |
1畝 | 30坪 | 60畳 | 約100㎡ | 1a | – |
1反 | 300坪 | 600畳 | 約1,000㎡ | 10a | – |
1町 | 3,000坪 | 6,000畳 | 約10,000㎡ | 100a | 1ha |
※ ちなみに、「歩」や「反」は最近ではあまり使われないものの、「反」は特に水田の面積を示す際によく使用されます。
畝はアールとほぼ同じ面積であり、町はヘクタールと同じ面積ですので、覚えやすいです。
まとめ
この記事では、特に農業で使用される土地の面積の単位に焦点を当てました。
アールやヘクタールといった基準を用いると、これらの単位が示す具体的な大きさがよりイメージしやすくなります。