「大切にしていた本が日焼けで黄色くなってしまった!」
「インターネットで買った古本がかなり黄ばんでいました。」
これは誰もが一度は経験することではないでしょうか。
このような場合、どのように対処しますか?
この記事では、日焼けで黄色く変色した本をできるだけ元の白さに戻す方法を紹介します。
黄ばみを取り除き、快適な読書ができるようにしましょう!
日光で黄ばんだ本を白くする方法
本が太陽の光で黄色く変色してしまった場合、私たちにできる対策は以下の3つです。
- 軽い黄ばみは消しゴムでこすって取る
- 紙やすりで表面を削る
- 漂白剤を使って白くする
消しゴムでこすって取る
黄ばみが軽い場合、消しゴムでこすって取ることができます。
実は、黄色く見える部分は日焼けだけでなく、ホコリや他の汚れが原因で黄色(または茶色)に見えることもあります。
消しゴムを使うと、これらの汚れが取れて、本がずっと白く見えるようになります。
消しゴムでこする方法は手軽で、本に与えるダメージも少ないので、どの部分にも安心して使えます。
初めて試すなら、まずこの方法から始めることをおすすめします。
紙やすりで削る
これは私が一番お勧めする方法です。
紙やすりで本の黄ばみを取る
紙やすりで黄ばんだ部分を削り取り、本を元の白さに戻す方法です。
金属製のやすりもありますが、紙やすりのほうが手に入りやすく、使いやすいためおすすめです。
基本的には、黄ばんだ部分に紙やすりをかけるだけです。
黄ばみが酷い場合は、荒い目の紙やすりを使わないと効果的に削り取れません。
ダイソーで購入したセットには、荒い目から細かい目まで揃っているため便利です。
荒い目の紙やすりから始めて、最終的には細かい目で表面を滑らかに仕上げると良いでしょう。
本の上部、底部、切り口に紙やすりをかけるときは、本をしっかりと押さえて行うことが大切です。
押さえていないと、削った際に出る紙屑がページの間に入り込んでしまうことがあります。
本の素材を確認してから使用することが重要です。
この方法は、古本屋などでも行われている技術です。
専門の機械を使う店もありますが、家庭での処理も同様の効果が期待できます。
漂白剤で白くする
方法は簡単です。
手袋をして漂白剤を含ませたタオルで黄ばんだ部分を拭き、その後水で濡らしたタオルで軽く押さえて漂白剤を拭き取ります。
ただし、個人的にはこの方法を推奨しません。
失敗する可能性が高く、以下のような問題が発生することがあります
- 水分で紙が波打つ
- 意図しない部分が白くなる
- 斑点状に白くなる
- 紙に大きなダメージを与える
漂白剤は単に白くするため、本来の紙の色まで薄くしてしまうことがあります。
広範囲の日焼け黄ばみを漂白する場合、紙が波打ったり斑点状になったりして、見た目にも悪影響を及ぼすことが多いです。
日焼けした本の黄ばみを取るべきかどうかを考える
本の黄ばみを取る方法については前述しましたが、まずは本当に黄ばみを取る必要があるのかを考えることが重要です。
黄ばみ取りは、どうしても本にある程度のダメージを与えてしまうからです。
黄ばみをそのままにする選択肢
新品で購入し、大切にしている本
中古で購入し、読んだ後は特に保管する予定がない本
黄ばみを取り除いて保存したい場合
中古で購入したが、これからも長く保存したい本
個人の状況や考え方によって違いがあるため、自分自身で納得のいく選択をすることがおすすめです。
実際に私が経験したことですが、新品で購入したお気に入りの本が日焼けで黄ばんでしまい、綺麗にしようとしたものの、結果的に見た目を悪くしてしまったことがあります。
新品として再び購入可能であれば良いのですが、絶版になっている場合は特に慎重に対処することをお勧めします。
本好きの方なら、触り心地にもこだわりを持っていると思いますので、後悔のないように注意してください。
日焼けした本の黄ばみ取りまとめ
前述したように、日焼けで黄色くなった本をきれいにする方法は以下の通りです。
- 消しゴム
- 紙やすり
- 漂白剤
この中で、私が最も推奨するのは「紙やすり」です。
効果と本へのダメージを考えると、最もバランスが良い方法です。
紙やすりは容易に入手でき、作業の加減がしやすいため、失敗が少ないです。
この記事を読んでいるあなたは、本を大切にし、美しく保ちたいと思っている素晴らしい人です。
もし本の黄ばみが気になるならば、今回ご紹介した方法を試して、快適な読書を楽しんでください!