すみだ水族館には、見るだけで心が癒される展示がたくさんあります。
都市型水族館ならではの洗練された空間の中で、ペンギンやクラゲ、チンアナゴたちが自由に暮らす様子を間近で観察できるのは、ここならではの体験です。
本記事では、すみだ水族館で特に人気の「必見スポット10選」について、詳しくご紹介していきます。
訪れる前にチェックして、より充実した時間を過ごしましょう!
すみだ水族館とは?都会の中の癒し空間
すみだ水族館は、東京スカイツリータウンの商業施設「ソラマチ」内にあり、都市型水族館として知られています。
館内は公園のような開放感にあふれ、白を基調とした空間に甘い香りが漂います。
水族館に足を踏み入れると、自然水景エリアのアートのような水槽が迎えてくれ、訪れる人に非日常の癒しを提供してくれます。
特に、流れるような水草と透明感あふれる水の中を泳ぐ魚たちは、水墨画の世界を思わせる美しさです。
すみだ水族館の基本データ
営業時間・料金・アクセス方法まとめ
すみだ水族館の営業時間は、平日が10:00~20:00、土日祝日は9:00~21:00です。
最終入場は閉館の1時間前となっているので、夜に訪れる際には注意が必要です。
アクセスは「とうきょうスカイツリー駅」から徒歩すぐ、「押上駅」からも徒歩5分と非常に便利です。
また、スカイツリータウンに直結しているため、雨の日でも濡れずにアクセスできるのも大きな魅力です。
チケット情報とお得な年間パスポート
チケット料金は大人2,500円、高校生1,800円、小中学生1,200円、幼児(3歳以上)800円です。
年に2回以上訪れる予定があるなら、年間パスポート(大人5,500円)がお得。
年間パスポートには、館内ショップ5%オフ、カフェ特典(ドリンク割引)、同伴者の入館料10%オフなど嬉しい特典がたくさんついています。
家族連れや水族館好きには特におすすめのアイテムです。
駐車場利用時のポイント
専用駐車場はありませんが、東京スカイツリータウンの立体駐車場を利用可能です。
30分ごとに350円の料金がかかりますが、館内での買い物金額に応じて最大3時間の割引を受けることができます。
車でのアクセスも便利ですが、特に休日は混雑するので早めに到着するのが安心です。
すみだ水族館への行き方ガイド
すみだ水族館は、公共交通機関を使えば簡単にアクセスできます。
特に東武スカイツリーラインの「とうきょうスカイツリー駅」からは直結しており、徒歩わずか数分。
また、東京メトロ半蔵門線や都営浅草線、京成押上線の「押上駅」からもアクセス可能で、天気に左右されない立地は非常に魅力的です。
車の場合も、周辺に大きな駐車場が完備されているので安心です。
見学にかかる時間はどのくらい?
すみだ水族館は、都市型水族館ならではのコンパクトな設計が特徴です。
そのため、ざっと見て回るだけなら60分ほどで十分ですが、各展示をじっくり観察したり、体験プログラムに参加したりすると120分は必要です。
カフェでひと休みする場合や、ワークショップに参加する場合は、さらに時間を見積もっておきましょう。
他の観光地、たとえば東京スカイツリーやソラマチでの買い物との組み合わせも容易なので、半日コースの計画にもぴったりです。
混雑しやすい時期をチェック
すみだ水族館は、東京の観光名所に位置するため、夏休みや大型連休には特に混雑します。
混雑時には入場制限がかかることもあるので注意が必要です。
平日の午前中は比較的空いており、混雑を避けるならこの時間帯がおすすめ。特定日には営業時間が延長されることもあるので、公式サイトをチェックしてから訪問すると良いでしょう。
混雑を避けるならこの時間帯!
平日の日中、特に開館直後と19時以降は比較的空いています。
夜のすみだ水族館は、ライトアップされた展示がより幻想的な雰囲気を演出し、昼間とはまた違った魅力があります。
デートや仕事帰りに立ち寄るのにもぴったりの時間帯です。
なお、最終入館は閉館1時間前なので、余裕を持って訪問するようにしましょう。
すみだ水族館の注目ポイント
子どもも大人も楽しめる無料ワークショップ
すみだ水族館では、季節ごとにさまざまなワークショップが開催されています。
金魚をテーマにした工作やペンギンクラフト、ウミガメの赤ちゃんお披露目会など、幅広い年齢層が楽しめるプログラムが用意されています。
これらのワークショップは基本的に無料で参加でき、子どもたちの創造力を刺激するだけでなく、大人も一緒に楽しめる内容となっています。
事前にスケジュールを確認しておくと、スムーズに参加できます。
ペンギンたちの癒し空間
すみだ水族館の象徴ともいえるペンギンプールでは、50羽以上のマゼランペンギンが飼育されています。
国内最大級の屋内開放型プールを自由に泳ぎ回る姿は圧巻で、6階からは水面を、5階からは水中の様子を楽しむことができます。
ペンギン同士の相関図も展示されており、それぞれの個性や関係性を知ることで、より深く観察を楽しめます。
世界でも貴重なチンアナゴ水槽
砂から顔を出すユニークな姿が人気のチンアナゴたち。
すみだ水族館では、約300匹ものチンアナゴ、ニシキアナゴ、ホワイトスポッテッドガーデンイールが展示されており、360度どこからでも観察できます。
餌やりタイムには一斉に体を伸ばして泳ぐ姿が見られ、その光景は必見です。
小さな体に秘めた大きな魅力を、じっくり観察してみましょう。
圧巻のクラゲビッグシャーレ
直径7メートルの巨大水槽「ビッグシャーレ」では、700匹以上のクラゲたちが優雅に漂っています。
アクリル板なしで上から眺めることができるため、まるで自分が宇宙空間を漂っているかのような感覚に。
照明と音楽による演出も素晴らしく、幻想的な世界に引き込まれます。
クラゲ好きならずとも、癒されること間違いなしのエリアです。
和の美しさを感じる江戸リウム
江戸時代の下町風情をテーマにした「江戸リウム」では、約20種類の金魚たちが展示されています。
屋台風のレイアウトと提灯のあかりに照らされた金魚たちは、まるでタイムスリップしたかのような気分にさせてくれます。
品種ごとの違いを楽しみながら、伝統的な日本文化と自然の美しさに触れることができる貴重なエリアです。
すみだ水族館の必見スポット10選
大迫力!マゼランペンギンのプール水槽
すみだ水族館のシンボルともいえるマゼランペンギンのプール水槽は、国内最大級の屋内プール型水槽です。
透明なガラス越しに、50羽以上のペンギンたちが気ままに泳いだり、岩場で日向ぼっこをしたりする様子を間近で観察できます。
水面に反射する光がきらめき、ペンギンたちの愛らしい仕草がより一層引き立ちます。
6階から上からの視点で、5階では水中の泳ぐ姿を楽しむことができる、立体的な展示も大きな魅力です。
ペンギンたちの関係性を示す「相関図」も掲示されており、個体ごとの性格やエピソードを知ることで、観察がさらに楽しくなります。
江戸の風情と金魚の競演「江戸リウム」
江戸リウムは、江戸時代の下町文化と金魚をテーマにした幻想的な展示エリアです。
天井から吊るされた提灯や水槽を囲む屋台風の装飾が、懐かしい日本の情景を演出します。
水槽の中では、リュウキン、ワキン、デメキンといった伝統的な品種から、近年注目されている珍しい品種まで、約20種類の金魚が泳いでいます。
静かな水の中でひらひらと泳ぐ金魚たちの姿は、心を穏やかにし、日本の美意識を再認識させてくれるでしょう。
光と海の神秘「小笠原大水槽」
小笠原大水槽は、小笠原諸島の海を再現した巨大水槽です。
青く澄んだ水に差し込む光と、そこを泳ぐカラフルな魚たちの姿は、まるで本物の海中に潜ったかのような感覚を与えてくれます。
特に、泡が立ち上る様子や一筋の光が差し込む景色は、訪れる人すべてに感動を与えます。
色鮮やかな熱帯魚だけでなく、小笠原固有種の生き物も展示されており、自然の神秘に触れられる貴重な空間です。
生き物たちの裏側を見学「アクアベース」
アクアベースでは、水族館の裏側、つまり生き物たちの飼育作業の様子を見学することができます。
餌の準備、健康チェック、クラゲの繁殖作業など、普段は見ることのできない作業風景が公開されています。
特にクラゲラボでは、小さな赤ちゃんクラゲが成長していく過程を観察できるため、生き物への理解が深まります。
飼育員と直接会話できる機会もあり、水族館ならではの「学び」の体験ができるエリアです。
幻想的な世界「クラゲエリア」
クラゲエリアは、暗闇に浮かび上がるクラゲたちの幻想的な世界が広がるエリアです。
14種類以上のクラゲが常時展示され、ふわふわと漂う姿が来館者を魅了します。
中でも人気のビッグシャーレでは、アクリル板なしに直接上からクラゲを観察することができ、浮遊するクラゲと一体化したような不思議な感覚を味わえます。
光と音がシンクロする演出により、五感で楽しむクラゲ体験ができます。
砂から顔を出す「チンアナゴ水槽」
砂の中からぴょこぴょこと顔を出すチンアナゴたちは、すみだ水族館でも特に人気の展示です。
チンアナゴ、ニシキアナゴ、ホワイトスポッテッドガーデンイールといった種類が約300匹展示され、餌の時間になると一斉に動き出す姿は圧巻。
個体ごとに模様や性格に違いがあり、観察すればするほど新たな発見があります。
水槽の周囲をぐるりと回りながら、いろいろな角度で観察するのもおすすめです。
色鮮やかな海中世界「サンゴ礁」
サンゴ礁エリアは、カラフルなサンゴと熱帯魚が織りなす、まるで竜宮城のような景色を楽しめるスポットです。
サンゴの隙間から顔を出す小魚たち、感情によって体色が変わる魚、スイーツのような外観を持つナマコなど、見どころが満載です。
水槽は360度どの角度からでも楽しめる設計になっており、角度を変えるごとに違った景色を楽しむことができます。写真映えするスポットとしても人気です。
自然美を感じる「自然水景」
水族館の入り口付近にある自然水景は、水草と魚たちが織り成す美しいレイアウト水槽です。
背丈ほどの高さの水槽に広がる水草の森の中を、透明な小魚たちが群れを成して泳ぎます。
まるで自然の中に迷い込んだかのような静謐な雰囲気を楽しめるこのエリアは、訪れる人々に癒しを与えてくれます。
水草の揺らぎや酸素の気泡が浮かび上がる様子をじっくり眺めれば、心がすっと落ち着いていくことでしょう。
体験で学ぶ「ワークショップ」
すみだ水族館では、定期的に開催されるワークショップで、楽しみながら学びを深めることができます。
金魚の色合わせ、オリジナル石鹸ボトル作り、チンアナゴクイズラリーなど、子どもから大人まで参加できるプログラムが盛りだくさん。
無料で参加できるものも多く、体験を通して海や生き物への興味関心を高めることができます。
ワークショップの内容は時期によって変わるので、何度訪れても新しい体験ができるのも魅力です。
休憩スポット「カフェ&ショップ」
館内のカフェでは、ペンギンやオットセイをモチーフにした可愛らしいドリンクやスイーツを楽しむことができます
特に人気なのが、等身大のチンアナゴパンや光るブルーナイトジュース。
展示を見た後に一息つくのにぴったりな場所です。
また、ショップでは、クラゲ柄のクッションや動物モチーフのお菓子など、ここでしか買えないオリジナルグッズが豊富に揃っています。
訪れた記念やお土産に、ぜひ立ち寄ってみてください。
まとめ
すみだ水族館は、展示の規模こそ大きくはないものの、一つひとつのエリアに独自の工夫が施され、訪れる人を飽きさせません。
ペンギンたちの自由な姿や、クラゲの幻想的な光景、江戸情緒を感じる金魚エリアなど、どのスポットも訪れる価値があります。
また、体験型のワークショップやオリジナルグッズが揃ったカフェ・ショップも充実しており、子どもから大人まで誰でも楽しめる施設です。
この記事を参考に、ぜひすみだ水族館で素敵なひとときを過ごしてみてください!