私たちは、小学校から大学、専門学校まで、卒業生本人として、または子どもの保護者として卒業式に出席することがあります。
ここでは、卒業式の一般的な流れとその時間、さらに卒業式でよく歌われる定番の歌をランキング形式で紹介します。
卒業式とは?
卒業式は、学生が教育課程を全て修了し、その達成を祝うために行われる式典です。
この際、正式に卒業証書が授与されます。
この式典は「卒業証書授与式」とも呼ばれます。
幼稚園や保育園では、卒業式に相当する「卒園式」が行われ、「卒園証書」が授与されます。
大学院では、「卒業証書」の代わりに「学位記」が授与され、これは「学位記授与式」と呼ばれます。
学位記は、学士、修士、博士といった学位が授与されたことを証明する書面です。
卒業式の流れについて
学校によって異なる場合もありますが、小学校、中学校、高校での一般的な卒業式の進行は次のようになります。
① 開会宣言
司会者が卒業式の開始を宣言します。
② 卒業生の入場
卒業生が入場し、在校生と保護者は拍手で迎えます。
③ 国歌斉唱
国歌を斉唱することもありますが、省略される場合もあります。
④ 校歌斉唱
校歌を斉唱することが一般的ですが、こちらも省略されることがあります。
⑤ 卒業証書授与
卒業生一人一人に卒業証書が授与されます。
生徒数が多い学校では、代表生徒にのみ授与し、式後にクラスで全員に授与することもあります。
⑥ 校長及び来賓の挨拶
校長や来賓による挨拶、祝辞、祝電の紹介が行われます。
⑦ 在校生による送辞
在校生が卒業生に向けた送辞を述べます。
⑧ 卒業生による答辞
卒業生が在校生の送辞に対して答辞を読み上げます。
⑨ 卒業の歌斉唱
卒業の歌を斉唱します。
学校によっては卒業生のみ、または卒業生と在校生全員で歌うことがあります。
⑩ 閉会宣言
司会者が卒業式の閉会を宣言します。
⑪ 卒業生の退場
卒業生が退場し、在校生と保護者が拍手で送り出します。
卒業式の開始と終了時間について
多くの学校では、卒業式は9時半から10時にかけて始まることが一般的です。
卒業生や在校生は大体8時半までには学校に集まっています。
保護者の方々の受付は、式が始まる1時間から30分前が多いですから、時間に余裕を持って行動することをお勧めします。
卒業式の所要時間は、通常約1時間半ですが、生徒の人数が多い学校では卒業証書の授与に時間がかかり、2時間から2時間半程度を要することもあります。
終了時間は遅くとも12時ごろには終わることがほとんどです。
また、午後に卒業式を行う学校もありますし、大学や専門学校では学部によって時間をずらして行うこともあります。
具体的な時間を知りたい場合は、通っている学校に確認してください。
卒業式でよく歌われる歌のランキング!
卒業式では様々な曲が歌われますが、ここでは特に定番とされる歌をランキング形式で紹介します。
教科書にも掲載される古典的な曲から、最近のポップヒットまで、多彩な曲が選ばれています。
1位:『YELL』いきものがかり
2位:『3月9日』レミオロメン
3位:『手紙 ~拝啓十五の君へ~』アンジェラ・アキ
4位:合唱曲『旅立ちの日に』
5位:『栄光の架橋』ゆず
6位:『BELIEVE』杉本竜一
7位:『道』EXILE
8位:『奏(かなで)』スキマスイッチ
9位:『さくら(独唱)』森山直太朗
10位:『未来へ』kiroro
これら以外にも長く愛される定番ソングがあります。
『仰げば尊し』や『蛍の光』などの唱歌、『卒業写真』荒井由実(松任谷由実)、
『贈る言葉』海援隊、『空も飛べるはず』スピッツ、『夢をあきらめないで』岡村孝子、
『なごり雪』イルカ、『乾杯』長渕剛、『時代』中島みゆきなどが根強い人気を持っています。
まとめ
卒業式の練習や式自体が時には大変ですが、それは皆で最後に共有する大切なイベントです。
これらの歌は多くの人に聞かれており、感動的な歌詞が心に響くため、涙を流す人も少なくありません。
皆さんの未来が、これらの希望に満ちた歌のように明るく素晴らしいものになることを願っています。