6月の初夏、佐賀県唐津市相知町の見帰りの滝では、約50種4万株のあじさいが滝周辺を彩り、一面に広がる美しい花々が訪れる人々を魅了します。
青や紫、ピンクなど多彩な色のあじさいが、滝の迫力ある水しぶきと見事に調和し、幻想的な景観を作り出します。
本まつりでは、幻想的な雰囲気を演出するライトアップイベントをはじめ、JR九州ウォーキングイベントや、地元の特産品を販売するマーケット、観光ガイドによる滝とあじさいの魅力紹介ツアーなど、さまざまな催しが開催されます。
また、訪れる方がゆっくりと滝周辺の風景を楽しめるよう、散策ルートも整備されており、写真撮影スポットも充実しています。
昼間の色鮮やかなあじさいはもちろんのこと、夜になるとライトアップによって一層幻想的な雰囲気が加わり、昼と夜で異なる魅力を楽しめるのも本まつりの大きな特徴です。
特に週末には多くの観光客で賑わい、地元の方々によるおもてなしや、地域の歴史を学べる展示なども設けられ、単なる花の鑑賞にとどまらない魅力を提供しています。
見帰りの滝とあじさいが織りなす、この季節ならではの風景をぜひ堪能してください。
見帰りの滝あじさいまつり開催日程と基本情報
まつりの開催期間
2025年6月5日（木）～6月25日（水）の21日間にわたって開催される「見帰りの滝あじさいまつり」は、毎年多くの観光客を魅了する花の祭典です。
初夏の風物詩として、見帰りの滝の周辺が色鮮やかなあじさいで埋め尽くされ、訪れる人々に癒しと感動を提供します。
特に梅雨の時期には、雨に濡れたあじさいがより一層美しく輝き、幻想的な雰囲気を作り出します。
また、期間中はライトアップも行われ、夜間には滝とあじさいが光の演出によって一層魅力的に映し出されます。
開催場所とアクセス
開催地は、佐賀県唐津市相知町にある「見帰りの滝」です。
この滝は九州最大級の落差を誇る名瀑であり、日本の滝百選にも選ばれています
会場へのアクセスは、JR相知駅からタクシーで約7分、または徒歩40分で到着可能です。
自家用車を利用する場合は、西九州道「唐津IC」から約15分、または長崎自動車道「多久IC」から約25分の距離にあります。
週末には臨時駐車場が開設され、シャトルバスも運行するため、アクセスの利便性も向上しています。
交通手段とアクセスガイド
JRを利用する場合
JR唐津線「相知駅」下車後、タクシーで約7分で到着します。
タクシーの利用は便利ですが、週末や祝日は混雑する可能性があるため、事前に配車予約をしておくのもおすすめです。
JR相知駅から徒歩で訪れる場合、約40分の道のりとなります。
途中には美しい田園風景が広がり、のどかな雰囲気を味わいながらの散策が楽しめます。
道中には小さな休憩スポットや自動販売機もあるため、水分補給をしながら無理のないペースで歩くことができます。
車で訪れる場合
西九州道「唐津IC」より約15分で到着します。
唐津ICを降りた後は、標識に従い国道203号線を進むことでスムーズにアクセスできます。
長崎自動車道「多久IC」より約25分の道のりとなります。
多久ICを降りた後は、相知町方面へ向かうルートを選択するとよいでしょう。
週末や祭り期間中は交通量が増えるため、朝早めに到着することをおすすめします。
また、駐車場の利用状況によっては臨時駐車場を利用する必要があるため、事前に駐車場情報を確認しておくと安心です。
駐車場の利用案内
平日無料駐車場
平日は「見帰りの滝」周辺の常設駐車場（4カ所）が無料で利用可能です。
これらの駐車場は見帰りの滝に比較的近い位置にあり、滝までの移動もスムーズに行えます。
特に、平日は混雑が少なく、ゆったりと滝とあじさいを楽しむことができるため、ゆっくり散策したい方におすすめです。
各駐車場は舗装されており、アクセスもしやすいですが、天候によっては滑りやすい場所もあるため、歩きやすい靴を用意することを推奨します。
また、駐車場内には観光案内板が設置されているため、滝までのルートや周辺の見どころを事前にチェックすることもできます。
なお、あじさいの開花ピーク時には、平日であっても訪問者が増加することが予想されるため、早めの到着がおすすめです。
土日有料駐車場と料金
土・日は観光客の増加に対応するため、臨時駐車場が開設され、有料で利用することができます。
この臨時駐車場は、滝のふもとから少し離れた場所に複数設けられており、約350台分の駐車スペースを確保しています。
駐車場の管理スタッフが常駐し、安全に誘導を行うため、混雑時でも比較的スムーズに駐車が可能です。
駐車料金は以下の通りとなります。
- 普通車・軽自動車：500円（1日料金）
- バイク：200円（1日料金）
- 大型バス：5,000円（団体利用向け）
- 中型バス：3,500円
- マイクロバス：2,000円
駐車場から見帰りの滝へは徒歩で向かうこともできますが、急な坂道が続くため、足腰に自信のない方はシャトルバスの利用をおすすめします。
駐車場には簡易トイレや自動販売機も設置されており、休憩しながら出発することができます。
また、あじさいの見頃のピーク時には駐車場の混雑が予想されるため、なるべく早めの時間に到着するとスムーズに駐車できます。
シャトルバス運行情報
運行ルートと料金
・運行区間：ほたる橋駐車場～見帰りの滝 ・所要時間：約10分（渋滞時は遅れる場合あり）
・料金：片道100円（身障者・妊婦・小学生以下は無料）
・運行間隔：15～20分ごとに発車（混雑時は増便）
利用時の注意点
・土・日のみ運行
・ペットの同伴不可（補助犬を除く）
・バス内では飲食禁止
・ベビーカーは折りたたんで持ち込み可能
・車椅子の方は事前連絡で対応可能
シャトルバスは、祭り期間中の週末限定で運行され、滝周辺の混雑緩和と来場者の利便性向上を目的としています。
駐車場から滝までは急な坂道が続くため、足腰に不安のある方や長距離歩行が難しい方には特におすすめです。
バスは定期的に発車し、混雑時には増便対応が行われるため、比較的スムーズに滝周辺へアクセスできます。
日本の滝百選・見帰りの滝とは
日本の滝百選に選ばれた見帰りの滝は、落差100mを誇る九州屈指の名瀑であり、その迫力ある水の流れは年間を通じて多くの観光客を魅了しています。
春には周囲の木々が芽吹き、新緑の美しさと滝の流れが清々しい景観を生み出し、夏には涼を求める人々が訪れ、心地よい水音とともに滝の迫力を堪能できます。
秋には周囲の木々が紅葉し、赤や黄色に色づいた葉が滝と見事に調和し、まるで絵画のような風景が広がります。
そして冬には、水量が落ち着きながらも荘厳な雰囲気を醸し出し、霧がかかる日には神秘的な姿を見せることもあります。
特に6月のあじさいシーズンは圧巻で、見帰りの滝周辺には約50種4万株のあじさいが咲き誇ります。
青、紫、ピンクといった多彩な色合いのあじさいが、滝のダイナミックな流れと融合し、幻想的な景色を作り出します。
雨の日にはしっとりと濡れたあじさいが一層美しく輝き、訪れる人々に感動を与えます。
また、夜間にはライトアップが行われ、あじさいと滝が幻想的な光に包まれ、昼間とは異なる神秘的な雰囲気を演出します。
滝の周辺には遊歩道が整備されており、様々な角度から滝とあじさいのコントラストを楽しめるため、写真撮影にも最適なスポットです。
施設概要と観光情報
営業時間・定休日
・自由見学（24時間観賞可能）
・定休日なし
・ただし、夜間は足元が暗くなるため、ライトを持参することを推奨
・特定のイベント開催時には、一部エリアが立ち入り禁止となる場合あり
滝周辺の施設と設備
・休憩所、売店あり（地元特産品や軽食販売もあり）
・綺麗な公衆トイレ完備（バリアフリー対応、清掃が行き届いている）
・散策用のベンチが複数設置されており、ゆっくり景観を楽しめる
・駐車場には観光案内所があり、地域の観光情報を得ることができる
・ゴミ箱設置なしのため、ゴミは持ち帰るルール
詳細なアクセス情報
・多久ICから国道203号経由で約25分（道幅が狭い箇所があるため運転注意）
・唐津ICから県道40号経由で約18分（比較的走りやすいルート）
・公共交通機関の利用の場合、最寄り駅のJR相知駅からタクシーで約7分
・徒歩の場合、JR相知駅から滝まで約40分（体力に自信がある方におすすめ）
・週末にはシャトルバスが運行されており、駐車場から滝付近まで快適に移動可能
まつりを彩るイベント
JR九州ウオーキングイベント
JR九州ウオーキングイベントは、見帰りの滝の美しい自然とあじさいの花々を楽しみながら歩くことができる特別なイベントです。
初心者から経験者まで幅広い層が参加できるコース設定となっており、自然の美しさを堪能しながら健康的に歩くことができます。
・開催日：2025年6月8日（日）
・集合場所：JR相知駅 ・スタート受付：9:00～11:00
・参加費：無料（事前申し込み不要）
・コース：JR相知駅から見帰りの滝までのルート（約6km）
・所要時間：約1.5～2時間（休憩含む）
ウオーキングイベントでは、参加者に向けて地元ガイドによる解説も行われ、相知町の歴史や文化、見帰りの滝の成り立ちなどを学ぶことができます。
また、道中には地元特産品を扱う屋台や休憩ポイントが設けられており、歩きながら地域の魅力に触れることができるのもポイントです。ゴール地点である見帰りの滝では、あじさいが満開となり、歩いた疲れを癒してくれるような美しい風景が広がっています。
あじさいまつりの楽しみ方
・色とりどりのあじさいと滝の景観を散策しながらリラックス
・シャトルバスを活用し、効率よく滝周辺の美しいスポットを巡る
・ライトアップ時間（19:20～22:00）の幻想的な風景をじっくり堪能し、幻想的な写真撮影を楽しむ
・滝の周辺に設けられた展望スポットで、ベストアングルからの写真撮影
・屋台や売店で地元グルメを味わいながら、あじさいを満喫
祭りの見どころと楽しみ方
色とりどりのあじさいの魅力
ガクアジサイやヤマアジサイをはじめとする約50種4万株のあじさいが咲き誇り、見帰りの滝周辺を鮮やかに彩ります。
色とりどりのあじさいは、品種ごとに異なる形状や色合いを見せ、ブルー、パープル、ピンク、ホワイトなど多彩なバリエーションが楽しめます。
雨の日には、しっとりと濡れた花びらがより一層鮮やかさを増し、幻想的な光景を作り出します。
また、あじさいは時間帯によって異なる表情を見せ、朝日を浴びたフレッシュな姿や、夕暮れに染まる柔らかな色合いなど、一日を通してさまざまな魅力を堪能することができます。
滝と紫陽花の幻想的な景観
見帰りの滝のダイナミックな水しぶきと、鮮やかに咲き誇るあじさいのコントラストは、自然が生み出す最高の景観のひとつです。
滝の周囲には整備された遊歩道があり、歩きながら異なる角度から滝とあじさいの調和を楽しむことができます。
特に、滝壺付近では、水しぶきを浴びながら間近で自然の迫力を感じることができ、マイナスイオンをたっぷりと吸収できるリフレッシュスポットとなっています。
季節の風に揺れるあじさいが、滝の流れとともに美しいリズムを奏で、訪れる人々を魅了します。
夜のライトアップとその魅力
19:20～22:00の間、ライトアップされた滝とあじさいが幻想的な雰囲気を演出します。
ライトに照らされたあじさいは、昼間とはまったく異なる神秘的な表情を見せ、まるで幻想の世界に足を踏み入れたかのような感覚を味わえます。
特に、滝の流れがライトアップされることで、動きのある美しい光景が生まれ、流れ落ちる水がまるで輝くシルクのベールのように見える瞬間もあります。
夜の静けさの中で、滝の音と光のコントラストを楽しみながら、ゆっくりと散策するのもおすすめです。
まとめ・訪問時のポイント
平日は無料駐車場が利用可能で、比較的空いているためゆったりと駐車できるが、土日は混雑が予想されるため、有料駐車場を利用する必要があります。
特に週末の昼間は駐車場が満車になることが多いため、早めの到着をおすすめします。
シャトルバスの利用でアクセスがスムーズに行え、駐車場から滝周辺までの移動が快適になります。特に滝までの道のりはアップダウンが多く、徒歩では体力を消耗するため、シャトルバスを活用すると無理なく観光を楽しむことができます。
また、シャトルバスの運行時間や停留所の位置を事前に確認しておくと、よりスムーズな移動が可能です。
歩きやすい靴を準備し、熱中症対策として水分補給を忘れずに行うことが重要です。
滝周辺は自然に囲まれており、歩道が滑りやすい箇所もあるため、しっかりとしたスニーカーやトレッキングシューズを履くのが理想的です。
また、夏場は日差しが強いため、帽子や日焼け止めを持参し、こまめに休憩を取りながら散策すると快適に過ごせます。
